先生方、日々学校現場で奮闘されていること、本当にお疲れ様です。
教師という仕事は、子どもたちの成長を支え、未来をつくる大切な役割を担っています。それだけに、責任の重さや予想外の困難に押しつぶされそうになることもあると思います。私も28年間、小学校で教壇に立ち続けてきたからこそ、その辛さや不安、プレッシャーを心から理解しています。
先生が感じる「辛さ」とは?
教師としての辛さは、人によって異なるかもしれません。でも、「辛い」と感じる気持ち自体は、多くの先生が共通して抱えているものではないでしょうか。私自身、次のようなことで悩み、心が折れそうになる日々を過ごしていました。
– 保護者からのクレームに怯える毎日
– クラスが崩壊するのではないかという恐怖
– 自分のクラスだけ学力が上がらないのではないかという焦り
– 子どもたちが自分の思い通りに動いてくれないことへの苛立ち
– 教室で必ず起きるトラブルや事故への不安
子どもたちの前では、「頼りになる先生」でいるために笑顔を作っていました。でも、家に帰るとその笑顔が一気に崩れ、疲労感や不安が押し寄せてきます。休日ですら、仕事のことが頭から離れず、心が休まることはほとんどありませんでした。
さらに同僚が保護者対応で苦しんでいる姿を目にすると、「次は自分が責められる番かもしれない」と怯え、ますます自分を追い詰めてしまいました。そうした日々が続くと、自己肯定感がどんどん低下していくのを感じていました。
教師が陥りがちな「自己否定」のループ
教師の仕事は、「相手のために」という思いが強いからこそ成り立つものです。でも、その思いが伝わらず、相手を怒らせてしまったり、期待に応えられなかったと感じたりすると、自己否定のループに陥りやすくなります。
– 「自分が悪かったのかもしれない」
– 「やっぱり自分はダメなんだ」
たとえ直接的なクレームが自分宛でなくても、周囲の否定的な声を自分のことのように捉え、必要以上に責任を感じてしまう。そんな状況に心当たりがある先生も多いのではないでしょうか。
このメッセージを届ける理由
私自身、若い先生や学級経営で悩む先生たちの力になりたいと思い、ブログを始めることにしました。教師としての辛い経験や葛藤、そこから得た学びを発信することで、同じ悩みを抱える先生たちが少しでも安心できるようにしたいと考えたからです。
しかし、現役の教師を続けながらの発信は想像以上に困難でした。日々の授業準備や学級運営に追われる中で、じっくりと悩みを振り返り、言葉にする時間を確保することができなかったのです。そこで私は、教師を辞め、知り合いのいない土地で新たな一歩を踏み出すことを決意しました。
この決断は簡単なものではありませんでしたが、過去の経験を活かし、悩める先生方を応援する活動を続けたいという思いが、私の背中を押しました。
先生方へのエール
もし今、悩みや不安を抱えているなら、それは先生が「一生懸命」である証拠です。
「辛い」と感じるのは、先生が子どもたちのことを真剣に考え、より良い学級を作ろうと努力しているからこそです。だからこそ、自分を責めないでください。そして、誰かに相談する勇気を持ってください。相談することは、決して弱さではありません。
教師の仕事は1人では抱えきれないことが多いです。だからこそ、周囲の力を借りながら、少しずつでも前を向いて歩んでいきましょう。
最後に
このブログが、悩める先生方の心を少しでも軽くし、前向きな気持ちを取り戻すきっかけになれば幸いです。先生方の努力が、子どもたちの笑顔を生み、保護者や地域全体にも良い影響を与えると信じています。
「辛いのは自分だけじゃない」
そう思えるだけで、少しだけ気持ちが楽になるはずです。
あなたの努力は、必ず子どもたちや周囲の人々に届きます。どうか、自分を大切にしながら、未来を一緒に築いていきましょう。
あなたは、決して1人ではありません。