「先生が変われば子どもが変わる。子どもが変われば日本の未来が変わる。」この理念を胸に、28年間務めた公立小学校教師の職を辞し、全国の小学校教師たちの「困った」を解決するためにポケットスクールを立ち上げました

小学校教師が直面する課題は、過密な業務、多様な役割、社会的な重圧、SNSでの攻撃、そして孤独感など、非常に多岐にわたります。特に、大学や短大を卒業したばかりの若い教師たちは、教室で一人きりでこれらの問題と向き合い、重圧に押しつぶされそうになっています。

たとえば、それぞれの家庭の状況に応じた保護者対応、管理職への報告といった責任が日常的にのしかかり、教師が落ち着いて息をつく暇もありません。1日に何度も迫られる「重大な判断」は、特に若い教師たちの心を蝕み、次第に精神的に追い詰められてしまいます。頼る相手もおらず孤立した結果、精神疾患に陥ったり、出勤できなくなったり、最悪の場合自殺を考える教師も後を絶ちません。

こうした問題を抱えた教師のクラスでは、学習進度が遅れ、学力低下が懸念されるだけでなく、保護者からの厳しい追及や学級崩壊を引き起こす原因にもなっています。また、放課後の職員室では、週案や月間計画、教材費の支払い、研究授業の準備、校務分掌の話し合い、保護者からの電話対応などに追われ、クラスの子どもたちの心に寄り添う余裕がない教師も少なくありません。

この問題を解決するためには、教師が「自分」と「子ども」と向き合う時間を確保することが不可欠です。

教師には、1日1回でも静かに自分を見つめ直す時間が必要です。これにより、自身の教育の信念を振り返り、「この教育で子どもたちはどう成長するのか」「この教育の価値は何なのか」を再確認できます。時には軌道修正を行い、信頼できる先輩や師匠にアドバイスを求めたり、本を通じて新たな知見を得たりすることも重要です。また、他職種の方々との交流を通じて視野を広げることも必要です。

教師が放課後、子どもたちの帰った教室で静かにその日の出来事を振り返る時間も欠かせません。例えば、「今日A君はなぜあんなに寂しそうな表情をしていたのだろう」「明日はBさんとCさんの関係についてしっかり話を聞かなければ」といった子どもたちの変化や心の動きを捉え、内省する時間が必要です。

ポケットスクールでは、こうした時間の重要性を理解し、教師が自分自身と向き合い、子どもたちの心に寄り添える環境を整えるためのサポートを提供しています。教師が元気を取り戻せば、子どもも元気になり、そして未来の日本が世界に誇る素晴らしい国へと発展していく姿になると信じています。

2024年5月 ポケットスクール 代表 髙橋伸一

経歴 

1994年4月 川崎市立小学校教諭として勤務・金管バンドの指導者として活動(東関東大会出場)

2007年4月 一般企業へ転職

2007年11月 相模原市立小学校教諭に復帰し、主に「児童指導主任」「研究主任」「学年主任」「特別活動主任」として勤務・吹奏楽団体の指導者になり、楽器指導・作曲・指揮者として活動(東関東大会出場)

2021年4月 小学校教諭をしながら相模原市教育センター研究「指導と評価の一体化」の研究員として社会科の評価を担当(2023年3月まで)

2023年3月 小学校教諭を辞職

2024年4月 地域おこし協力隊として愛媛県松山市興居島へ移住・子どもの居場所づくり(ごごしまキッズスクール・みつはまキッズスクール)を始める

2024年4月 ポケットスクール創業

2024年6月 松山市PTA連合会にて松山市内全小中学校のPTA会長に向けて講演「変化し続ける子どもたちの未来に大人はついていけるのか」

2024年7月 「新しい教育を考える会」開催

2024年10月 「だれでもできる!おうちENGLISH」開催

2025年1月 「がんばる先生たちの作戦会議」開催・ポケットスクール for teachers活動開始